新潟の海と砂の
テロワール
水捌けがよく
痩せた土壌の
海岸砂丘

新潟市の西側、日本海から1km、角田山(標高482m)の麓に位置し、佐渡ヶ島を望むロケーションを眺めることができるフェルミエワイナリー。

この地は元々海底20mに位置していました。やがて信濃川が運搬した土砂が堆積し現在よりも内陸側に形成されていた湾を埋め立て三角州を作りました。砂州は岩船(現村上市)から角田山麓まで成長し、さらに信濃川や阿賀野川が日本海に放流した砂や泥が北東からの沿岸流に流され海岸沿いに堆積し、偏西風(特に冬の日本海からの強い北西の季節風)により陸側に吹き上げられ砂丘が形成されました。

Geology / Soil

ミネラルを含む
砂質土壌から生まれる
フェルミエのワイン

ワイナリーが位置する新潟市西蒲区越前浜の地質は、かつて海底火山だった角田山の噴火により流出したマグマの岩盤(安山岩)層の上に、氷河期以降の海面上昇により形成された沖積層が重なり、さらにその上に新潟の海岸沿いのテロワールを特徴づける砂質土壌の海岸砂丘を形成しています。

越前浜では、砂丘の深さは約10mに達しており、ぶどうは日本海のミネラルを含む砂質土壌に根を張り、水分や養分を吸収します。フェルミエの越前浜の畑のぶどうから造るワインには、アルバリーニョの塩味や、カベルネ・フランのヨード香など海に近いテロワールの特徴が現れます。一般に、この地のように水捌けがよく痩せた土壌はワイン用ぶどうの栽培に適しているといわれています。

Climate

ぶどうが完熟しやすい
気象条件に恵まれた
テロワール

日本海側気候に分類され、年間降水量のうちの多くは大陸からの北西の季節風の影響により冬の間にもたらされますが、北側の佐渡ヶ島の山脈や西側の角田山が北西の季節風をもたらす積乱雲を遮ることから、冬の積雪は少ない地です。同様の理由により、周辺地域に比較すると春から秋にかけての降水量は比較的少ないことも特徴です。

海に近く、標高が低いことにより寒暖の差が小さいため、4月下旬のぶどうの萌芽時期に遅霜の害はほぼありません。夏は海風が吹くものの、砂地からの照り返しが厳しく、観測気温以上に畑の地表付近の温度は上昇します。例年、8〜10月に降水量が少なく日照にも恵まれて、ぶどうが完熟しやすい気象条件となる地です。